そしてやっと昨日

itohshiho2006-09-19

やっと昨日の出来事に辿り着きました。
19日は、スペイン・ラテンアメリカ映画祭の中のひとつ、「Vinicius de Moraes」を
観に行ったのでした。2回しか上映がなくて、昨日行けるから絶対行こうとしていました。
イパネマの娘」など数多くの曲にも歌詞をつけた、ブラジルの詩人ヴィニシウス・ヂ・モライス。
彼の生涯をカエターノやシコ・ブアルキ、マリア・ベターニアやジルベルト・ジル、エドゥ・ロボ、
トッキーニョといった近しい人達、そして9度の結婚をしたヴィニシウスの娘達などの思い出話を
交えながら振り返り、またアドリアーナ・カルカニョットやマルチナーリア、モニカ・サウマーゾや
リビア・バイントン、ヤマンドゥ・コスタなど現在の若手たちが作品中で曲を演奏していて、
ヴィニシウスの人柄を知るに相まってとても親しみあるドキュメンタリー映画でした。
みんな思い出を語りながら歌い出したり、全て自然でゆったりとした大らかな空気に包まれています。
偉大な詩人は、恋多くお酒好きで案外に寂しがりやなようでした。
でもだから豊かな詩情が描き出せるのだろうと思いました。
内容のサントラだけは日本に入ってきていますが、この映画もDVDにならないかしら、と思います。