呼び名も高い

わたしの嫌いな食べものといえばラーメンでしたが、最近になって著しく克服の進歩を遂げたので
ここに記そうと思います。
まず何が嫌だったかというと、あの匂い。圧倒的に臭い。店の外にまではみだしてくる。
あと黄色くてくねくねした奇妙な麺、中に入ってるヘンな肉みたいのと、ベロンとしたメンマ。
何もかも受け付けませんでした。
しかしこの大衆グルメへの嫌悪は、日常生活における人間関係にも少なからず影響を及ぼします。
そこで数年かかりましたが、わたしは歩み寄りました。
まずスープにも種類があって、ああいう臭い匂いだけではない、だしの種類も色々であると知りました。
そして、麺もあの黄色いくねくねだけでない、しかもそれは私の好きな冷中華や焼そばと同じ麺である
とわかりました。
さらに最近、あのヘンな肉はハムに似ていることもあると気付き、メンマは竹の子であると知り、
そう思ったら食べられるようになりました。
特にメンマが竹の子だったなんて、知らなかった。早く言ってよ。
しかしこのように一つ一つが何者であるか知ることによって、好きではないがまあ食べれるように
なりました。良かったです。