休日

きょうはお店のお休みの日で、1日家でゆっくりしました。
それで今日自分は何もしておりません。あっという間に夜になってしまった。
最近テロとか起きて、世を憂います。
自分が東京に出て来たばかりの時、よくある話で宗教のひとがアパートに訪ねて来ました。
それでその頃自分は暇だったし宗教のひとに会うのも初めてで、宗教とはどんなものか興味もあったので
話を聞く事にしました。
それで月に何回か、この方々が入れ代わり立ち代わりうちへ訪ねて来て、聖書について教わりました。
この方々は大変いい方々で、いつもケーキや何か持って来てくれました。
そうしているうちに、ある時いらした方と、聖書の内容ではなく神の存在の話になりました。
自分は聖書の内容は宗教の歴史として受け取っており、神の存在についてはわからない、と答えました。
するとその方は、「この世で起こる不可解なことなどは、神様が居ると思えば全て解決する、色々な
災害とか、神様が居て罰をくだしていると思えば解決するでしょう」というようなことを言いました。
でもわたしは、それはちょっと強引では、と思い同時にこの聖書の勉強会は無意味であると悟りました。
彼らは神の存在を信じ、現実それに基づいて生活を営んでいるが、自分にはそのような土台が無い。
考えたらこの方々は布教の為、わたしも入信してくれればという思いで勉強会を開いて下さっていたのに
これまで大変な無駄足を踏ませてしまった、と思いました。
それでわたしは、すみません、やっぱり神様が居るとは思えませんと正直に言いました。
そうしたら、先方は少し悲しそうでしたが「いいんですよ」と言ってくれました。
その後も、使わない食器があるんだけど要る?などといってくれたり、不在がちにしていると、
たまにポストに「元気ですか」というような短いメッセージが入っていたり、本当に心のきれいな
方々でした。
いまは彼らがどうしているかわかりませんが、もし本当に神さんが居るならば、
この親切な方々に幸をもたらしていてほしいです。
わたしは世の中も、こうなればいいのに、とおもいます。